わが博物館の客員研究員の鈴木直樹氏が本を出したので紹介する。

定価 1575円 角川学芸出版(2007/03)


 わしの友人であり、当博物館客員研究員の鈴木直樹氏が本をだしたので紹介する。以前、計画倒れになってしまった「ぴうん計画」というのがある。あれがなぜ中止になったかというと、相棒になるはずだった人物が来られなくなったからだが、それが鈴木直樹氏である。多芸多才な快男児で、たしか巨大なCTスキャンをえらく小さな携帯可能なものにしてしまったのも彼のシゴトだ。いつかアマゾンで一反木綿のごとき子守りカエルをCTスキャンにかけたい、というので楽しみにしているのだが、最近ますます忙しくなってしまったようだが我が博物館の少数精鋭をモットーとする客員研究員の一人である。


アマゾンで鈴木直樹氏

 

 もう10年以上前だが、何度か暇そうにわが博物館に現れて、なんとなくウマがあった。大学のせんせなどやってるからこんなところがあるよ、行かないか?と冗談半分でいうと、スーパーマリオのようにうれしそうな顔をして「いきましょう」というからじゃあ、一緒に冒険旅行にいこうかと話がまとまったのだ。とにかく現場と冒険が好きな人物とはわしは一目で友人になれる。その後いろいろ聞くと、大層な人物とわかったが、なに、欧州の学会に出張してそのままアフリカで化石探しなどやってたりするから、まことに趣味が合うのだ。当時は大学でも奇人変人で通 っていたらしい。

 ところが、まことに遺憾ながら、そのころから氏がきわめて有能な人物だということが各方面 に知れ渡ってしまって、暇人などではなくなってしまった。で、ついに愛知万博のあのマンモスを日本に運んでくる責任者などになってしまったんだな。この本はその話が書いてある。めちゃめちゃ大がかりな計画だったんだなあ、と虫屋の小さなチョウチョを追いかけているわしなどシベリアに土木建設機材を日本からもちこんで、ロシア人と一緒に発掘するなどという巨大事業にびっくりするばかりだ。

 氏には、わしが日本に行くたびに、毎回、帰りに成田空港から、日本国内用ケータイを宅急便で送りかえしてもらっている 。なんだか申し訳ないようだから、別にわしが宣伝せんでも本は売れるだろうけど、宣伝しておく。さて、では天気もええから虫の写 真でも採りに行ってくるとしよう。

                      (5月6日博物館事務所にて)

わしはほら吹きだとおもわれておるらしいので、ちょうど、毎日新聞の07年5月27日にこの本が書評欄に紹介されたので掲載しておく。これを読めばわかるじゃろ。この書評のでる3週間前に、「ええ本じゃ」と紹介しておるわしのガンリキが。この書評に書いてあるとおり、氏は博士号を3つもってる。わしはそれを聞いて、学歴コンプレックスがなくなった。あはは。

   毎日新聞書評欄の記事へ

その鈴木氏がいよいよ生涯の念願の「マンモスまるごと手に入れる」夢が実現しそうだ、という話が新聞に掲載されていたな。夢は持っていなければ実現しない。わしもはやくタワーを泥棒どもからとりもどさねばならん。(070707記)

東京新聞07/07/06夕刊一面に掲載された記事