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これはもうすぐお迎えがくるような老ツノゼミ。近づいても動く気力がもうない様子。ツノゼミに限らず、ムシの多くは寿命が2週間ぐらいとみてよい。その間、無事で過ごすのも容易ではないが、こうして老いを迎えられるのは「数少ない天寿全う派」なのだ。
なに、別に彼らの寿命の短さに同情することはない。ニンゲンだって、地球上の生き物として地質学的年代からみると大してかわらん。ある暇人が計算したら、1センチを100年にして、地球の誕生ごろを、東京駅からはかると津軽海峡ぐらいにはなるそうだ。ニンゲンの寿命が8-9ミリ。ツノゼミの寿命が短いというてもせいぜいミリに満たない違いである。
大半の人類はツノゼミなぞ知らずに死んでいく。ん、あ、ツノゼミは知ってるって?それは、キミは数少ない人類の一人である。だからといって別
に儲かったりはしないが...しかし、まあ、こんなオモシロイ形のムシを知っただけでわしはちょっと儲かったとおもっている。
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