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これは大失敗。ムシだとおもっていたのが、次の週も同じ場所にいたので、また写
真をとったが、いくらなんでも全く同じ場所に同じムシが同じ格好でいる、というのはなんだかへん。なので、よーくよくみたら植物だった。いやもーしわけない。
ただ、わしがなぜこれを最初、ムシだとおもったのか、については風にゆれてあたかも動いているように見えた、からなのだが、つまりは「さわることができないし、さわらなかった」からなのだ、ということはわかってほしい。それは、「アマゾンでは一切、ムシを採集してはならない」というブラジル政府のルールを忠実に、一人で現場にいるときも守っているからなのだ。そして、このルールは、いかに現場で研究しようとする外国人研究者を徹底的に閉め出す役割をはたしていることもわかるとおもう。
わしはこの国でアマゾンに博物館を作った一人の外国人である。しかし、それは20年前だから可能だったのであって今後、アマゾンで外国人に個人としての博物館設立はまず認められることはないだろう。その国にいるからにはその国のルールに従うのは当然だが、ブラジル政府の今の政策から見ればわしの博物館の存在そのものが、必ずしも今の「国策」に合った存在ではない。ということは、常にわしのような存在を迷惑に思っている勢力が存在するということで、わしは常にルールをゼッタイ厳守する姿勢をもってなければいつなにがおこるかわからないのだ。いや、はっきり言って、現にこの7年間、それが起こっているのだ。ま、それはそのうち改めて記すことにするが、そんなことも、「さわればすぐわかる間違い」の背後にあることもわかっていただければ幸いである。
(2007/10/12)


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