日本の友人が「コウモリのふしぎ」という本を送ってくれた。それでおもいだしたがこの木は、博物館のエントランスから見えるブリチーヤシ。高さ17メートル。 (写真中央) 垂れ下がった枯れ葉は時には数ヶ月間、落下しない。 傘状の葉っぱの長さは1.5メートルあるので、この傘状の葉っぱを 数匹のコウモリが仮の宿として利用として利用することが多い。 (この本の68ページを 参照されたい)

 最新の研究を数人の著者が共同で書いているのだ。「最新・コウモリ 大百科事典」である。うらやましい、とおもうのはこの集団著作が全部プロのコウモリ学者の手になるわけではなく、アマチュアがよってたかってこれだけのレベルの本をつくりだしたことである。内容は生物学的興味及び知識のないヒトには少々難しい。 学校の図書館に置かれ、たまたま生物学的興味もしくはコウモリに関心のある 中学生又は高校生が見て、コウモリの研究者を志すヒトが、一人でも出てくれば と思う。少なくともその触媒的効用は十分ある本である。

 残念ながらアマゾンの動植物に関してこの手の本はいっさいない。どころか国立の研究所におるプロが利権化して、アマチュアの成果 を盗んで知らん顔しておる始末だ。ワシもそれでエライ目におうとる。若い頃は、わしが博物館をつくって、アマゾンでこのような本を多くのアマゾン好きと作るのが夢のひとつだったが、どうやら夢でおわっちまいそうだ。

なお、写真左の小さい方のヤシは数十日前、山根一眞氏が日経新聞で 触れていた人気飲料「アサイー」のアサイヤシである。何度と無くアマゾンに自腹でやってきて取材している同氏のコラムは、毎度おなじような「アマゾン自然破壊がすすむブラジル」ワンパターンの大新聞報道とひと味違う森林回復とビジネスという角度からかかれていておすすめする。

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