わしが、タワーをたてるのじゃ


1997年夏、アマゾンでももう見つからないと思われていたほ乳類の新種が見つかって現地ではおおさわぎであった。あわててブラジル人の学者がおいかけたが、あとのまつりじゃ。

 見つかったのは「マーモセット」(小型のサルの一種)の新種。場所は、わしも年中ピラニア釣りにいっているプルース河。発見者は30歳ぐらいのオランダ青年。偶然、現地人が飼ってるのを見つけたのだ。けしからぬ、こうしてはおられない。わしも新種を見つけに旅に出ることにした。カネがないのがたまにキズだがそんなことはいっておられん。それがこの「ぴうん計画」であった。

なお、この青年は、パソコン通信で本国の仲間と連絡をとって、新種確認するという鮮やかなことをやってくれた。わしゃ、時代におくれとるなあ。ま、もう爺じゃから、ええか。で、「ぴうん計画」をやろーとおもったんであるが、なんと相棒が栄転してしまって、あたらしくできた某研究所のトップになってしまった。そこで驚天動地の研究をはじめておる。

まあ、弟子の出世はめでたいからええのだが、わしの荷物持ちがおらんようになってしまった。わしも爺じゃから、一人ではいかにも無理がある。しかたがないので数年延期じゃ。キミが先にやっても文句はいわんぞ。

そのかわり、わしのアマゾン博物館に今年、博物館開設10周年を記念して、秋、タワーをたてることにした。

タワーの上からは、アマゾンの森の樹冠がひとめでみえる。わしは金がないから、巨大などこぞの皇太子がたてたようのもんはたてれない。ふけばとうぶような塔の上に畳、1,2枚のスペースがあるだけじゃが、なに、学問はカネがすべてではない。

なお、メールソフトがぶっとんで、数人のかたからいただいていたメールに返事がだせなくなってしまった。もうしわけない。たぶん、秋にはちゃんとあっちでサイト管理ができる...かもしれない。いまのところ、たまに日本にきたときしかできないので、かんべんしてくれ。