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わが博物館のスターと裏方紹介 へんな博物館を10年も続けてこれたのは、むろんわしの根性と努力と天才であることはいうまでもない。それは当たり前のことだが、しかし、いかにわしがうぬぼれたとて、それだけでつづけれこれた、などとはおもっておらんわ。 客が入らなければつぶれていたし、雷で電気がとまれば修理せんといかんし、よるの泥棒からは守らないといかん。まあ、そんなことで、一緒にやってきた仲間を紹介しよう。
これじゃ |
えつ、ボクが一番?そ、そんなテレちゃうなー
ライトがまぶしいよ
でも、たしかにボク、いま体長2.5メートルとかあるからみんなみにきてくれるんだよ。南米の水族館や博物館で生きているボクらの仲間では最大なんだって。それをいいことに館長は「うちの博物館は南米一じゃ」なんてホラ吹いてるぐらいだもんねー
まあ、ほかのところの仲間は1メートルとかで死んでしまうのが多いらしいから少しは威張ってもいいとおもうけど、人間は、ぼくらピラルクと違って謙虚さに欠けるよなー
ときどき世界各地のテレビ会社が撮影させてくれって、ウエットスーツなんぞ着てもぐってくるんだけど、迷惑な話さ。僕らの家は200トンの水槽だけど、そこにボクみたいに大きいのが3匹もいるんだぜ。そこにテレビカメラもったおっさんがはいってくるんだから。もっとも、こういうときは「特別撮影料」なんか館長はちゃっかり請求してるらしくて、
その次の日はいつもより上等のエサになったりするから、まあ、ぼくらもガマンしてるわけなんだけどね。
ぼくらは、お客さんの顔をちゃんと覚えていて、何度もくる人がいると、ちゃんとあいさつをするんだ。なんたってこの体格までいきてこれたのは、水と空気を、いつもキレイにしてくれている館長のおかげだし、それにはすごい電気代がかかるんだって。そして、その電気代の元が全部入場料収入だというから、僕らも、「営業努力」ってやつをやらないとね。
館長は、はじめ自信がなかったらしくて、博物館の外の大きな池にも、僕らの仲間を飼っていて、僕ら水槽組が死んだらいつでも補充できるようにしていたんだけど、僕らがみんな20年も元気で生きてどんどん大きくなってしまったものだからいまじゃ「エサ代が大変だあ、ぶつぶつ」ってぼやいてる。だって僕らだけでなくて、外の池にいる7匹組もみなどんどんおおきくなってしまったんだ。
でも、あれで案外、いいとこあって、だから僕らを喰ってしまおうとか、売り払おうとはしないんだね。
あ?知らないの?僕らはこのあたりじゃあ、牛より高い、高級肉なのさ。でも、マナウス周辺ではだんだん減って、最近では「保護しよう」なんていう人が増えてきてありがたい話。でも、ホントは、マナウスの周辺がヤバイから、みんな近寄らないだけで、数はべつにへっちゃあいないんだけんどね。これは人間には内緒。せっかく「保護」っていってくれるんだから
ま、というわけで、ボクにあいたかったらいつでも博物館にどうぞ。綺麗な女性は一緒におよぐのも歓迎だよ。いや、ボクじゃなくて、館長が、さ
。
うむ、なんとピラルクちゅうのはおしゃべりなやつだ。よけいなことまでペラペラとしゃべりまくる。このシリーズは考えもんだな。しばらく、つづけるのは、やめとこう。館長