冷え性】

 

1月27日 曜日 天気 { } 

 

 冷え症、なんて自分にはキンバリーのダイヤモンド鉱山と同じぐらい無縁だと信じていた裸、突然、この数日、指先がこごえて鉛筆がもてない状態がまだつづく。きょうは納屋からゴミ扱いされていた指無し手袋を発掘してきて、はめてみた。やはり寒い。体操をしても身体はあつくなっても指はつめたい。カミさんにさわってみさせたが、やはり手の甲と指先で暖かさが違う、という。そういえば昔、ガキの頃、みんななんともないのに自分だけシモヤケになって長いこと医者に通 ったのを思い出す。小学校2,3年だったかな。ひょっとするとそのご若さエネルギーでごまかしてきたが、弱点は相変わらず、だった、のかもしれない。

 ま、しょうがね。なるべくあっためておくしかないねえ。むかしのひとが「手あぶり」と称して、みな火鉢をつかっていたのもこのためかしら。いまお湯で皿をあらうのが「濡れ落ち葉」のシゴトの一つだが、あるいはひょっとして、そのような慣れないゲセン労働に、やんごとない育ちのぼっちゃん指どもが反乱をおこしているのかもしれないぞお。でもお湯もでなかったころは、冷たい水で皿洗いしてたんだろうから、こんなもんじゃあないだろうねえ。なんたる軟弱な・・・といってもこれも時勢だべなあ。

 身体全体の元気を取り戻さないとダメなんだろうな。メタボボディの改善とかさ。

 天気もいいのでカミさんと散歩だ。せっかく日曜日だからちょっと電車にのって国立駅までいって歩きだす。国立は例の駅のちょいとロマネスク風の△屋根がいかした建物とりこわし問題でもめたわけだが、衆寡テキせずだか取り壊されて、ただの平たい仮駅舎になっちまったら、なんとあの一角がゼンゼンおもしろみのない風景に一変してしまった。壊してはじめてあれはやはり「国立の顔」だったのだなあ、とわかる。しかし、部外者の俺でもそうおもうぐらいだから、結構ハイソでクレバーな市民がいそうな街だけに、このままむざむざ、ダメになっちまうともおもえんがね。ただ、そういう美意識のある市民はどこでも銭はねえからねえ。楽観はできんな。

 

 

 

 

 

 

                      

★中国人の弱点2★

 おおきいになる

 いいだとおもう

 後者は、チョウさんからもときどききいたことばだ。あたしゃ、こりゃどっかで地方の訛りがはいったとばかりおもっていた。(こういう鈍さではいい語学教師にはなれないな)

 これは実はおおきなもんだいがかくれているらしい。

 い形容詞 と なる

 な形容詞

 動詞

  〜になる  というなんでもなさそうな言葉なんだが こいつの接続をかんがえてみる。

 昔はただのはなたれ娘   それが、大江戸美人小町に

  あのこは きれい になった。  きれい になる。 【な形容詞の語幹+になる】

  病気でねていたおとっさん  元気になった

  おとっさんが 元気に なった 【な形容詞の語幹+になる】

  名詞だと、

  おとったんが 病気 になった。【名詞+になる】

名詞は 

  おみっちゃんは 美人 になった。

  で、こんどは形容詞

 美しい

 おみっちゃんは 美しい なった。

  おみっちゃんは 美しく なった。

である。

 美しい 美しく(ない)につづく、「ない形」、なんだねえ。

 かわいい、でも、かわいくなった。

 はやい  なら はやく なった。

 つまり い形容詞のない形に + なる ですな。

 この菓子は まえはおいしかった いま、おいしくない。 おいしい→おいしく + なくなった。

 でもおなじことだ。

 動詞ならどうか。

 日本語がはなせなかった いまはなせる  → 日本語が はなせるようになった。

  あかんぼうがあるけなかった。  いまあるく。 → あるくようになった。

  こわれたとけい。 いまうごく。 うごくようになった。

 これは「終止形・連体形」ないし、辞書形に接続だね。

 つまり

い形容詞  ない形+ なる 高く なる はやく なる
な形容詞・名詞  語幹 + になる きれい になる 偉大 になる
動詞 辞書形+ようになる うごくようになる わかるようになる はなすようになる

 ここで「大きいになる」になるということは、「ない形+なる」が入ってないか、あるいは

 い形容詞と、な形容詞が混乱していることが考えられる。

 

 ところで、

 いい、というのはなんだ。

 いい は 「良い」の砕けた言い方だね。終止形と連体形しかないけど。

 い形容詞、だな。 

 「いいだとおもう」には、「元気だとおもう」「美人だと思う」「リッチだとおもう」のように

 な形容詞、名詞の接続で 「と思う」がついている。

これも、定着が悪い項目、だそうだ。

 この日本語での変化をあらわす言い方は、きっちりとおぼえておかないと中級以上にいけない、ということだ。

 逆に、中国語では、この変化は、みな「了」で表せる。逆に日本人としては「了」の守備範囲があまりに広いため、わけがわからず苦労する点でもある。

 

い形容詞
な形容詞、名詞
動詞
 くなる
になる
ようになる

をしっかり教えておかないといけない、ということだ。

 それには

〜かったです いです
 だったです です
 ませんでした ます

のような言い方を上手に使った、わかりやすい例文→むずかしい例文、をしっかりつくって生徒にあわせて用意しなければならない。これが、語学教師の料理人としてのウデらしい。

 できるかな?

  李さんはうまれたとき、ちいさかったです。 いま、おおきいです。

 李さんは?  おおきい (ここで、いを消して、 く、にして + なりました)

  東京、500年前 しずかだったです。 いまにぎやかです。

 東京は、にぎやかになりました。

  やん産は、日本語がはなせませんでした。 いまはなせます。

   はなす→ はなせるように・・・

 といったぐあいに例文が大事だが、まだあまり上手ではないようなきがするねえ。ここがウデだ、というのは少しわかった。

 そして、生徒につくらせて、できたらバッチリ・・・なんだがね

★ところで、日本語の表現で、変化をあらわす言い方はどんなかね

 ○ 動詞自体にその意味がある場合

    成長する 腐る 伸びる 生える 太る やせる ちぢむ 

    死ぬ、なんてのもこれか。

 ○ 〜になる 〜くなる 〜ようになる

    さっき勉強したケース。これは動詞には変化、の様子はない。現在の状態を指しているな。

     かしこくなる  きれいになる あるくようになる

 ○ 〜化

    近代化  小説化  大衆化 巨大化 矮小化 

 

  この3っつぐらいか。案外すくないな。