ゴミ判断】

 

4月2日 曜日 天気 { } 

 

減らす努力を続けてもつづけても減らないのが皮下脂肪・内臓脂肪と家の中のがらくた。つい愚痴るとカミさん曰く。「これからの毎日、今年一年はずっとそうよ」。

 うーん、この言葉の衝撃は大きかった。黄金の60年代を迎えて、その一番元気のいい一年を、オレはゴミ捨てでおわっちまうのか・・・というショック。うーん、中国で遊ぼう、という夢はだいぶあぶなくなってきたが、まだ遊び指向は十分いきている。

 しかし、その決定的条件の時間、の最良の部分を、ゴミ捨て、でつかってしまう、というのなら、そりゃアホやがな。

 で、突然、人生の目的が決まった(^^)。1年でやるところを3か月でやっちゃる。7月までに家のダイエットを終えて、8月は記念に北海道バイクツアーじゃ。

 で、決心するのは銭もなんもいらんが、さて実行となると・・・なんだかむずかしい。ゴミかゴミでないか、あらゆるものについて「判断」「決断」が要求される。この基準は人によって違う。カミさんが捨てたごみばこからわしゃめがねを3個もひろって、ちょうど買おうかとおもっていたサングラスがたすかった。どれもこれも一流品である。ほとんどつかっていない。カミさんはまさに弊履のごとく、そんなもんでもすてちまう。アルマーニの枠にニコンのレンズの新品を「ゴミ」にするのは彼女の自由だが、あまりにばかばかしい。

 しかし、あっちの立場からするとまた違うんだろうねえ。

 30年以上とりおいた、そのむかし、香港でうまれてはじめてつくった6000円の背広をついにすてることにしたのはこのあいだだったな。「思い出の品」なんていってるうちにゴミの山のなかで暮らしていることに気がつかない、てえわけだ。

 全体におれのほうがケチなんだろうか?

 しかし、そうはいってもやっぱり、モノは大事にしたい・・・と、普段、結構大事になんぞしていないからおもうのかな。

 ま、いいや。かたづけていたら「1万円銀貨」というオモチャみたいなプラスチックコーティングされたメダルがでてきた。あまりにインチキくさいデザインだから捨てようとしたが、念のためネットでしらべたら、昭和天皇在位 60年、のほんものだった。ふー、すてなくてよかった。 鍼灸学校に自分でかせいで日本でもいく、という長男にお祝いでくれてやった。 しかし、あのコインだされても誰もホンモノとはおもわないのではないだろうか 。くだらんもんをつくるなあ。しかし、この感込みをすてていると、大半はくだらんモノを買って、人は一生をおくるのではないか、とおもえてきたな。

 わが友で京都で染色をやってる女傑は、「自分が死んだら、このものたちはどうなるんだろうとおもうといつもおもうから、お箸は2膳、よけいなものはもたない」ようにして生きている」と おっしゃるが、これは「はかるだけダイエット」と同様、そうおもうだけで効果 があるカシコイやり方であるな。 しかし、ヨワい還暦をこえてこんなことに気がついてももう大変。これから一生の残りをかけてモノを捨てて捨てて捨てまくっても果 たして間に合うカネ。ふーっ。