|
【水漏れ2】
5月6日 曜日 天気 { } |
|
屋根屋の兄ちゃんが来た。これはメンテ会社の下請けで、くだんのダメ工事をした工務店の社員。「あんたがやったのか?」と聞くと、やったやつはもう居ないからあいてる自分が来た、という。それでは怒るわけにはいかない。こやつも貧乏くじだわさ。 もちろんもはやこの会社の技術など信用できないから、セカンドオピニオンの大工さんにも来て立ち会って貰う。さすがにプロ同士で話がはやいが、聞いていてわかったのは屋根屋と大工は受け持ちがはっきりわかれていて、ちょうど内科と外科みたいな感じなんだね。大工さんはベテランだから屋根のこともよく知っていて、「ここが短いから、ここに水がまわって、こうなっちまうんだろう」みたいに指摘すると、屋根屋のにいちゃんもうなずいている。 結局二人の意見が一致して、怪しい水漏れ箇所の修理方法が30分ほどで決まった。工事そのものは2時間もかからない。あとは1週間、様子を見て雨漏りがとまるかどうか確認した上で、室内の雨漏り跡隠し工事をやることになった。 それなら最初からやっときゃ、こんな馬鹿なことにはならなかったはずだが、結局、会社も客のこっちも大迷惑で大損害、ということになっちまう。わずか20センチのトタンを惜しんだ半チク工事のツケがえらいことになっちまうわけだ。この間、メンテ会社の兄ちゃんはぼーっと立ってるだけ。しかし、彼が会社代表でこの費用のことを会社の保険から払う手続きをするわけだから「なくてはならない人」なのだな。 これはしかし、なんだか国民と現場企業と、役人の関係にそっくりだなあ。迷惑は国民、企業は二度手間、役人はノウノウとしてるなんてねえ。後期老人医療問題とかまさにこれだわ。 そういえば霞ヶ関官僚のタクシー送りで、缶麦酒から麦酒券もらったのがけしからんと、NHKトップニュースになる騒ぎ。アイヌ民族を先住民族と認めたニュースは7時のおしまいの方でちょっぴり。ニュースの価値観といえばそれまでだが、翌日の新聞には「エリートの思い上がり」だと某紙の社説。オイオイ、柿の種とカン麦酒もろて喜ぶタクシーの客が「エリート」かね。そうでなくて、「エリート」がいなくなったから、このようなテイタラクになったんだろ。しかも、これは業者側のサービス競争てえ側面 もあるんで、これを「けしからん」だけですませられるのかなあ。この論理を押し進めると「残業禁止」とかになるはずだが、そっちはしらんふりでは、麦酒缶 で悪口いわれる安サラリーマンでもある「高級官僚」にご同情。文句いってる庶民は自分ではそういうサービスを受けられないことを怒ってるのであって、マスコミのようにそれが税金だから、怒ってるわけではあんめ。 結局、この日は屋根騒動で 、ボランティア日本語教師は替わって貰って、自分は15分だけ。音楽で撥音指導。なに、中国語でも同じ歌が歌われている「北国の春」と中島みゆきの「ルージュ」を歌わせただけだが、13年ぶりに歌った、という中国人主婦の発音は驚くほど良くなっていた。1曲聞くのに4,5分かかるからそれを毎日聞いているとすごい効果 があるな。これはわが教授法の大正解。一方、もうひとりのドイツ人君からはレポートが間に合わないから資料をよんでまとめてくれ、というメールが到着。バカヤロー、オレをなんだとおもってやがる。日本語を教える、ボランティアであっててめえのレポートの下請け屋じゃねえや。なにが彼を誤解させたのかなあ。きっとおれが親切すぎるんだろうな。このあたりの線の引き方はほとんど「文化」だから、まあ、こちらが怒ることはないのだが、それでも馬鹿馬鹿しい。
|